皮膚の健康は血液中の栄養素によって養われますが、乾燥、寒冷、塵埃などの環境が
悪いと影響を受け皮膚症発生のもととなります。
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もっとも外の層、表層を表皮といい、ここは表皮細胞という石垣を重ねたような層からできています。その中のいちばん外側を角質層といい全身を覆っています。
角質層の下に顆粒層、有棘層、最後に基底層というのがあって、ここにメラニン色素が含まれ、これが多いと色黒に、少ないと色白に見えます。日光などの紫外線に皮膚をさらすと色が黒くなるのは、メラニンが増成されるからです。
皮膚の第2層でかなり厚く、ここには血液が毛細管を通じて流れ込み、また、毛根から毛髪が発生し、その毛髪を逆立てる作用をする立毛筋という筋肉があり、この筋肉を動かす神経と、別に知覚をつかさどる神経の末端がここにきて、圧覚、触覚、痛覚、冷覚、温覚などを感じる器官が分散しています。
真皮の中にあるたくさんの汗腺は、体温が高まると多量に汗を分泌し、表皮を通じて皮膚の外に放出します。汗は排泄作用もかねるほか、主として蒸発熱をからだの表面から捨てて、体温の上昇を防ぎ、一定に保つ役割をします。気温が低い場合は、汗腺の排泄孔は縮小し、表皮の有棘細胞が突出して鳥肌を生じ、体温の放熱を防ぎます。
真皮の下を皮下組織といい、主として皮下脂肪組織があります。皮下脂肪の下には皮下結合組織があって、皮膚を筋肉層に連絡します。
真皮に発生している毛髪は場所により濃い薄いがありますが、いずれも数年以内に古い毛髪は脱落し、新しい毛髪が生えて新陳代謝をおこなっています。
真皮には知覚神経のほか、自律神経が分布して毛細管を拡張したり収縮したり、立毛筋に働いて毛を逆立てたり、鳥肌を生じさせたり、精神作用や暑い寒いの影響などにより、皮膚の状態を変化させます。
血液中の各種栄養素によって養われますが、過度の乾燥、寒冷、塵埃などの環境が悪いと影響を受け皮膚症発生のもととなります。生活環境、生活習慣を健常な状態に保つよう心がける必要があります。